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リプロは行うべきか?、行わなくても良いのか?
 

リプロは行うべきか?、行わなくても良いのか?


近年の自動車は基本的にエンジンは電子制御なワケだが、その制御を行う ECU は必ずしも完璧な物ではない。
車両開発当初は気が付かなかった不具合があったり、乗り方など環境に合わない部分があったり。。。
そういった部分をメーカーがあとから修正する時に行われるのが 「 リプロ ( リプログラム ) 」 です。
特にチューニングに興味は無くても、一般の方でも普通に使われる言葉だと思います。
今回は、このリプロについてのホントのところ。


例えば、新車を購入した場合など、ディーラーからリコール等のお知らせが届く場合があります。
その不具合が電子制御的な原因であり、リプロが必要になる場合があります。
このような場合は、必ずリプロを行うべきと言えます。
放っておくと大きな問題が起きる可能性があるからこそ、お知らせが届くワケですから。

しかし、リプロが存在していても、すべてお知らせが来るかと言えば、そうで無い場合もあります。
今までメーカー発表は無いのにクチコミ等で広まるリプロも存在しましたよね。
通常のリコール ( 改善対策等含む ) では無く、乗り方・環境の違いで症状が出たり出なかったりするような場合や、どちらかと言えば症状よりも乗り味の違いに近いような修正もあったりします。
主に WRX-STI では、過去の実例から見てもリコール等として発表されていないレベルの修正用リプロや修正用ユニット交換がありました。

同じ車両でも乗り方や環境の違いで、不具合だと感じる・感じない、など人それぞれの感じ方があります。
そういった時の対策用にメーカーが用意しているリプロや対策品が過去いくつもあったのです。

こういった例では、リプロすべきか否か?

このような場合は、必ずしも行わなくて OK と言えます。
自身でも実際に不具合を感じる場合だけ、行うと良いでしょう。
リプロすると乗り味が変わってしまったり、特に 「 遅くなった 」 と感じる場合もあるので注意が必要です。
( 多かれ少なかれ不具合を解消すると特性としてはマイルド感が強くなる傾向があり、それにより遅くなったと感じる事があります )

チューニングやカスタマイズの度合いによっても、リプロしたほうが良い場合やそうでない場合もあり、こればかりは車の状態とご本人の選択しだいとなります。
一旦リプロを行ってしまうと元には戻せないため、それが本当に必要なのか熟考して決める事をお薦めします。


備考

記事掲載日 : 2021/11/12