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連載企画 【 APEXi製・ブーストコントローラー:AVC−R 】
 
取り付け作業 〜 初期状態でのインプレッション 【 第2話 】
 
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 アペックスのAVC−Rは、ポン付けでも自己学習機能で、ブースト状態を診断しながら
 最適、かつ、安全な状態でブースト圧がかかるように自動的に育って行く。
 特に難しいセッティングをしなくても、初心者にも優しくハイパフォーマンスが得られるワケだ。
 
 また、自分好みに調整して、同じブースト圧設定でもブーストの立ち上がりを早くしたり、
 逆にマイルドに立ち上がるようにする事も可能だ。
 
 このブースト圧の立ち上がり調整は、エンジン回転数ごとや、1速〜5速までの
 各シフトギヤごとにも設定が出来るので、上級者でも満足行く製品と言える。
 
 さて今回の第2話では、DIYでの取付けから、細かいセッティングなしでのほぼ初期状態で
 走らせてみて、そのインプレッションをまとてみました。 
 
 
 ★ 改造は、ご自身の責任の範囲内で行って下さい。
   取付けに自信の無い方は、販売店等で取付けてもらいましょう。

   なお、公道では交通ルールを守り、安全運転してくださいね(^^ゞ
 
 ▼ ECUへの配線作業
 
 
 ● 助手席・足下の内張を外す
 
  上の写真(左上)の の2箇所の所にプラスチックのネジ( 上の写真:右下 )があるので、
  これを10円玉やマイナスドライバー等で外す。
 
  ネジを外し、フロアカーペットをめくると ECU のカバーが見えます。
 
 
 
 ● ECUカバーを外してECUを取り出す
 
  上の写真(左上)の の4箇所のボルト( 10ミリ )をゆるめてカバーを外す。
  カバーを取るとECUが出てくるので、上下2本のボルト( 上の写真:右下 の2箇所 )を
  外すとECUが取り出せます。
 
 
 
 ↑ ECUを手前に引き出したところ。( 上の写真:左上 )
 
  ECUには、合計5個のコネクターが刺さっています。
  左から、( B84 )、( B137 )、( B136 )、( B135 )、( B134 )コネクターと呼びます。
 
   ※ この呼び方は、スバルの整備解説書に準拠した呼び方です。
 
  この各コネクターに合計122本の配線があるワケですが、この中からAVC−Rに
  必要な配線を探して接続します。
  
  ★ 下記の配線図は、GDA・GDB用( アプライドモデルA型〜B型 )です。
    年式・形式・グレードによって、配線は違います。要注意です。(^^ゞ
 
  ※ アプライドモデル C 〜 F 型でも、配線方法は同じのようです。( 2006.01/26 追記 )
 
  
【 B84コネクター 】 31極
                     
                       
                       
 
 電源
 
 上段・右から2番目  配線色 : 黄色+青
 
 AVC−R 配線 : 赤
 
【 B137コネクター 】 24極
                 
               
                 
 
 回転信号
 
 中段・右から2番目  配線色 : オレンジ+白
 
 AVC−R 配線 : 紫
 
【 B135コネクター 】 28極
                   
                   
                   
 
 スロットル信号
 
 上段・左から3番目  配線色 : ライトグリーン
 
 AVC−R 配線 : 灰色
 
【 B134コネクター 】 22極
           
               
               
 
 
 アース
 
 上段・左から1番目  配線色 : 緑+白
 
 AVC−R 配線 : 黒 + 黄緑色
 
 車速信号
 
 上段・右から1番目  配線色 : 緑+黄色
 
 AVC−R 配線 : 白
 
 
 
 ↑ 各コネクターの拡大写真
 
 このように、必要な配線だけをより分けて、そこへ接続してやります。
 ( 上の写真の の付いている配線が必要なヤツです。 )
 
 
 
 ↑ AVC−Rに付属されている配線を、運転席の下側から、センターコンソールの裏側を通し
    助手席側へ引き込んでやります。
 
   なお、配線を引き込む場合、上の写真( 右下 )のように、ビニールテープ等で束ねて
   配線がバラバラになるのを防止してやると、スムーズに通せます。
 
 
 
 ● 配線の接続
 
  付属のスプライス( 圧着端子 )を使って、ECU配線にAVC−R配線を接続します。
 
  なお、市販のエレクトロタップは接触不良を起こす危険がありますので、
  必ず付属のスプライスを使いましょう。
 
  スプライスは、上の写真( 右下 )のように、電工ペンチで圧着してやります。
 
  ※ ECU配線は切断せずにコードの途中で剥いてやり、そこへスプライスで圧着します。
 
  ※ コードを剥く場合、コードに沿ってカッターを入れて縦割りしてやると、剥きやすいです。
 
 ★ 配線の接続は、間違えないように、慎重に行って下さい!
 
 
 
 接続したら、ビニールテープを巻いて絶縁処理をしましょう。( 上の写真:左上 )
 
 配線を綺麗にまとめて、ECUを元の場所に取付けます。( 上の写真:右下 )
 あとはバラした逆の順で、カバーを取付け、フロアカーペットを戻してやります。
 
 ▼ エンジンルーム側の取付
 
 
 ● AVC−R配線をエンジンルームに引き込む(上の写真)
 
  運転席のクラッチペダルの根本あたりに、エンジンルームへ配線を出すための穴があります。
 
   ※ エンジンルーム側からみるとゴムのカバー( メクラ蓋 )が付いてます。
 
  そこから配線をエンジンルーム内へ引き込みましょう。
 
 
 
 
 ● アクチェーターの配管( 上の写真 )
 
  タービンのアクチェーター部分に刺さっているゴムホースを外します。
  この部分は3つ又分岐になっていますが、全て外します。
 
  【 備考 : 3つ又分岐は・・・ 】
  
   ・アクチェーター
   ・純正ソレノイドバルブ
   ・インタークーラー下側
 
   の3箇所へ繋がっています。
  
  外したホース( 純正ソレノイドバルブ側 )には8ミリのボルトなどをねじ込んで、
  メクラ処理をします。
 
  インタークーラー下側には、付属の 「 5.6φホース 」 、 「 4φ-6φアダプター 」 、
  「 6.4φホース 」 を使って、AVC−R用のソレノイドバルブ( NO
)へ繋げてやります。
  
  同じくアクチェーターにも、付属の 「 5.6φホース 」 、 「 4φ-6φアダプター 」 、
  「 6.4φホース 」 を使って、AVC−R用のソレノイドバルブ( COM
)へ繋げてやります。 
 
 ※ 2002/06/08 : この部分の記事文章は修正追記しました。
 
 
  ↑配管変更図( 写真:左側 )と、アクチェーターへの配管( COM側へ接続 )
 
 
  ↑ インタークーラー下側への配管( NO
側へ配管する
 
 
 
 ↑ エアフロ付近の配管をメクラ処理する。
 
 
 
 
 ● ソレノイドバルブの取付け
 
  運転席側のストラットタワー前方に、純正ソレノイドバルブがあります。( 上の写真:左上 )
  この隣にAVC−R用のソレノイドバルブを取付けてやりましょう。
 
   ※ この部分にはカバーが付いています。カバーはピンを90度回してやると外せます。
 
  純正ソレノイドバルブの隣に、取付け用の穴をドリル等であけてやります。
  
   ※ ドリルを使う場合、エアクリボックスの上蓋を外してやると作業がしやすいです。
 
 
 
 ↑ 穴を開けたら、AVC−R用ソレノイドバルブをネジ等で固定します。
 
   固定したら、配管・配線を繋げます。
 
 
 ★ 純正ソレノイドバルブの配線カプラーは、外さずそのままでOKです。
   ( 2002/07/13 追記しましまた )
 
 
 
 ● 圧力センサーの取付け( 上の写真 )
 
  の部分に 3 ウェイジョイントを使って、圧力センサー用のホースを繋げます。
  は、圧力センサー用のエアフィルターです。
  の部分にAVC−R用の圧力センサーを付属のタイラップで固定してやります。
 最後に圧力センサーに配管・配線を繋げてやればOK。
 
  ※ 圧力センサーの配管は、「 5.6φホース 」 を使います。 
 
  ※ 全体的に配管・配線を綺麗に束ねて、付属のタイラップで固定します。
 
 
 ▼ 本体設置 & 初期設定
 
 
 ● 本体の設置
 
  付属のステーに両面テープを使って本体を見やすい位置に設置します。
  配線を本体に繋げてやれば、取付け作業は完了です!
 
   ※ 見やすくて操作しやすい位置に設置しましょう。
 
  私の場合、すでに追加メーターがあるので、センターのアッパーコンソールカバーの上に
  設置しました。(;^_^A アセアセ
 
  インダッシュモニターを出すと、見え無くなっちゃいますが、、、(自爆)
  また、ナビを使う時はフルブーストかけるような走りはしないので、
  とりあえずここでOKでしょう(笑)
 
  ちなみに、ステーは真っ直ぐ貼り付けて、あとからひねってやると、見た目に綺麗に付きます。
 
   ●初期設定
 
  メインメニュー
     ↓
   setting [ A ]
     ↓
  Boost / Duty
 
 目標ブースト圧を設定します。
 とりあえず、1.2以下ぐらいにセット。
 Dty: は、50〜70ぐらい
 
 ※ 1.25以上は危険のようです。(^^ゞ
 
    メインメニュー
     ↓
     etc.
     ↓
   Car Select
 
 エンジン気筒数( Cyl )、
 車速パルス( Spd )、
 スロットルセンサーのタイプ( Thr ) を
 設定します。
 
 設定値は、左の写真のようにしましょう。
    メインメニュー
     ↓
     etc.
     ↓
   Grpt Scale
 
 モニターのグラフに使う単位を設定します。
 
 ブースト圧( Bs: ) は、2.0、
 エンジン回転( Ne: )は、9000、
 スピード( Sp: )は、180 にセットします。
 
 
 初期設定は、これでOKです。( マジ、簡単ですね!! )
 
 
 【 ソレノイドバルブデューティー値について補足 】
 
  数値が大きいほど、ブーストの立ち上がりがよくなります。
  大きすぎると、ブースト圧の設定値を超えることがあります。
  小さすぎると、ブースト圧が設定値まで上がりません。
  少しずつ値を大きくして調整するのが良いです。
  
  ワシのGDの場合、60〜65ぐらいで設定値まで上がるようになりました。
  70で、+0.5オーバーシュート( 1.25 )します。
  ただし、1〜2速でセッティングしたため、3速以上だともっと数値が下がる事に
  なるかも知れませんね。(^^ゞ  ( 自己学習で自動的に下がるようになるハズ(笑) )
 
  このへんは、追々レポートして行きます。(^-^)v
 
  
 ※ 2002/06/08 : この部分の記事文章は修正追記しました。
 
 
 
 ↑ イグニッションキーONで、オープニング画面にAPEXi のロゴが出ます( 上の写真:左上 )
 
   モニターモードで、アナログメーターを表示させてみました(^^ゞ  ( 上の写真:右下 )
 
  
 ▼ ポン付け状態でのインプレッション
 
 さて、ポン付けで、自己学習もされてない工場出荷状態だが、どこまでイケるか試乗してみた。
 
 まず、結論から書いちゃうけど、「 マジ、すげぇー満足!! 」
 ここまでキョーレツだとは想像できなかったね! (^-^)V
 
 広い大通りに出て、2速あたりからクイッとアクセルを踏み込んでみると、
 「 ヒュィィィキィィィィイイイーーーーン! 」 って感じでブースト圧の立ち上がりがメチャ良いんだ!
 もう、感動!ってゆーか、ちょっと怖いぐらいのパワーで加速して、トルク感も向上した。
 
 タービンがしっかりとブーストをかけてくれるので、タービン音が大きく聞こえます。
 
 そして、ともかくブーストの立ち上がりが速い! もちろん、Max の1.2でピタリと安定してタレない。
 
 「 なんか、メチャメチャ怖いんですけど・・・(爆) 」
 これが本音って感じですね(笑) 今まで慣れてたGDの加速とは別物っす〜
 
 今までだって、通常で1.15ぐらい、オーバーシュートで1.2〜3以上かかっていたワケだが、
 オーバーシュート無しの1.2のほうが、明らかに速い。そして鮮烈なまでにパワフル!
 
 一応、安全だと言われている1.2で( 無論、個体差はあると思います )、
 パワーアップ、トルク感アップ、レスポンスアップをハッキリと感じられる。
 「 いいねぇ〜、いいねぇ〜、良すぎるねぇ〜(笑) 」
 顔が自然と笑っちゃうって、まさにこんな時なんだよね。(^-^)
 
 ポン付けでここまでイケるなら、もっとセッティングすると、、、どーなっちゃうの? (^^ゞ
 
 AVC−Rは、
 
  ・ エンジン回転別のブースト圧の設定
  ・ エンジン回転別のブースト圧の立ち上がりの設定
  ・ 各ギヤごとにブースト圧の立ち上がりの設定
  ・ 各ギヤごとにタレやハンチング防止設定
 
 などが可能で、しかも自己学習でブースト制御( ソレノイドデューティー値 )が
 最適・安全なセッティングに自動修正されるので、セッティング → 実走行 を繰り返せば
 ドンドンお利口になって行くので、とても楽しみだ!
 
 ブーストコントローラーは、無闇に最大ブースト圧をコントロールするよりも、
 アペックスの AVC−R のように、ブーストの立ち上がりを自由にコントロール出来るほうが
 はるかに実践的だし、その効果もデカイと言えるだろう。
 
 
 今回のレポートはここまでだが、次回からは上記の 「 セッティング → 実走行 」 を行って
 レポートして行きま〜す!
 
 それと、セッティングは2通りメモリーできるので、パワーを抑えた 「 省エネ・セッティング 」 も
 やってみたいですね〜 (^-^)V
 
 
 ではでは、次回へと続く。。。。(^-^)ノ
 
 
 
 
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