初めてご覧になる方で、「 ダイノパックって何? 」 と言われる方もおられるでしょう。
また、「 ダイノパックって何だっけ? 」 とお忘れになられた方のためにも、
まずは ” おさらい ” から始めましょう。(^^ゞ
■ これがダイノパック式 ・ シャーシダイナモ
↑ 4輪ともタイヤ&ホイールを外して、代わりにセンサーアダプターを取付ける。
取付けるとこんな感じ。( 左 ) そしてアダプターをパワーチェック用センサーに接続。( 右 )
↑ 4輪とも、このようにセンサーに繋げられた状態になる。( 左 )
クルマ自体は、中に浮いたような状態だ。( 右 )
ダイノパック式シャーシダイナモは、タイヤ&ホイールを外して計測機器を直接つなぐため、
確実に正確なデータ取りが出来るのが特長。
ボッシュ式のシャーシダイナモだと、ローラーをタイヤで回してパワーを測る。
これだとタイヤとローラーのスリップが多く、正確に計ることが難しいとされているが、
ダイノパック式の場合はダイレクトにつなぐのでスリップ無く、非常に詳細で正確なデータとなる。
また、パワーだけでなく、空燃比計などを繋げて、燃調具合も細かく計測が可能だ。
ノーマルのECUは燃調を濃くして安全マージンを多く取っている。
エンジンにとってベストな空燃比にする事で、もっとパワーを絞り出す事が可能だが、
パワーが出れば当然エンジンの消耗度も高くなり、リスクも高くなる。
そこで、安心して乗れる境界線を見極めるために、ダイノパック式シャーシダイナモで
空燃比計測データと、パワー計測データを見比べながら、ECUセッティングを行うワケだ。
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