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連載企画 APEXi 製 レブスピードメーター
 
【 第4話 初期設定編 : とりあえず走って測ってみよう〜 】
 ▼ 初期設定をササッとやっちゃいましょう〜
 
 最初にやっておかないとならない設定は、下記の通りです。(^-^)v
 
 
 ● グラフスケール設定
 
  「 メインメニュー 」 → 「 e t c . 」 → 「 Grph Scale 」 を選択 
 
     
 
   パワーグラフ ( 馬力 ) の表示を 500ps に設定
 
 
 ● 車種別設定
 
  「 メインメニュー 」 → 「 e t c . 」 → 「 Car Select 」 を選択
 
       
 
   Cyl ( 気筒数 )     → 「 4 」
   SP1 ( 車速パルス ) → 「 4 」
   TIRE ( タイヤ補正 ) → 私の場合は、とりあえず 「 100% 」
 
     ホイールのインチアップなどを行なっている場合は、
     現在のタイヤの直径 ÷ 純正タイヤの直径 × 100 = 補正値 です。
 
   WGHT ( 車両重量 ) → 車両重量 + 搭乗者の体重 + ガソリン + α です。
 
     ( ガソリンは 1リッター = 1kg ぐらい、その他アクセサリー・オーディオ類等の重さを足す )
 
 
 ● Gセンサー0点調整
 
  「 メインメニュー 」 → 「 e t c . 」 → 「 Gsnsr Corr 」 を選択
 
     
 
   「 Yes 」 を選択
 
  
 
 
 ▼ 手始めに、パワー計測を!
 
 RSM には、色々な表示機能や計測機能があるんだけど、やっぱり1番のお楽しみってゆーと、
 パワー計測だよね。 なんてったって、別売のGセンサーをわざわざ取付けたのは、
 このパワー計測を行なうためだもんね(笑)
 
 で、このお楽しみのパワー計測を行なうには、その前に ” ロスパワーの計測&入力 ” を
 やっておく必要があります。(^^ゞ
 
 
 ● ロスパワー計測 & 入力
 
  「 メインメニュー 」 → 「 measure 」 → 「 LOSS−P 」 を選択
  
     
 
  ロスパワー計測モードの ” 軌跡表示 ” にして実走行しながら計測すると、
  上の写真:右側 の の部分のように、ロスパワー値の軌跡がグラフに残ります。
  この軌跡に合わせて、ロスパワー値を入力してやるワケです。(^^ゞ
  下の写真は、ロスパワー値を入力したところ。
 
  
 
 ロスパワーの計測は、実走行で測定したい速度まで上げてからギヤを抜いて
 ニュートラルで惰性走行することにより計測されます。
 
 簡単に言えば、惰性で走っている時に、一定時間にどれだけ減速するかで
 ロスしている数値を割り出しているようですね。
 惰性走行での減速が早ければ早いほど、ロスっていると言う事になります。(^^ゞ
 
  ※ 早く減速する → ブレーキがかかっているのと同じ → その分、ロスしている
 
 
 ただ、これには
 
  ・ タイヤの空気圧による転がり抵抗の変化
  ・ 足まわりのアライメント調整による抵抗変化
  ・ 向かい風・追い風の違いによる空気抵抗の変化
  ・ 油温によるオイル粘度の違いで駆動抵抗の変化
 
 などが関係しますので、計測条件が異なれば、数値も変ってきます。
 
 何回か測定して見たところ、
 
  時速40km/h でロスが10ps前後
  時速50km/h でロスが15ps前後
  時速60km/h でロスが20ps前後
 
 だった事から、時速50km/h を中心に、10km/h 毎に 5ps ずつ差を付けて入力してみました。
 
 説明書の平均値を見てみると、だいたい 50km/h あたりでは、ロスは 5〜9ps ぐらいだったので
 私のGDBは、ロスしすぎ?! って感じですよね(爆)
 ちょっと、タイヤの空気圧を低めにしてグリップ優先にしてたせいかな、、、? (^^ゞポリポリ
 もしかすると、アライメントの狂いかも知れないっすね。
 このあたりは追々調べて行こうと思います。
 
 
 ● さて、お楽しみのパワー計測!
 
  まずは、ギヤを1速で8000回転まで引っ張って、パワー計測してみました。
  計測値は、291馬力。下の写真の通りです。(^^ゞ
  ブーストがかかりにくい1速だと、まあ、こんな感じでしょうね。(笑) 
 
  
 
  ↑ 1番上の段の 「 0.0PS 」 はリアルタイム表示。 次の段もスピードと回転数のリアルタイム表示。
    ピークホールドはその下段( 3段目 ) です。 写真では 「 291PS 6990rpm 」 の部分。
 
 
 で、今度は表示モードを ” グラフ表示 ” に切り替えて、2速で8000回転まで引っ張ってみました。
  
    
 
 おぉ〜! 307馬力!! (笑)    ( 上の写真:右側 は、AVC−R のピークホールド値 )
 
 空気抵抗も考えると、2速・ブースト圧1.25 で、307馬力なら、まあまあでしょう(笑) 
 これで、3速以上のギヤを使ってオーバーシュート時にブーストが1.3程度まで上がれば
 ダイノパック式パワーチェックで計測した時の約335馬力 に近づきそうですね (^-^)v
 
  ※ 今回は公道で行なっていますので、2速までっすね。3速以上は無理っす〜 (^^;; ヒヤアセ
    ( ホントは2速でもダメだろうって、、、(苦笑) 公道では交通ルールを守って安全運転でね。 )
    3速以上で8000回転まで安全に引っ張るには、それなりの場所へ行かないとね、、、(笑)
 
 一応、補足しておきますと、ロスパワー値の設定もあまいですし、計測は条件によって
 変って来ますので、これはあくまでも目安としての馬力です。
 まあ、ある意味、刻々と状況が変化する実走行での計測ですから、測れば毎回違って来るだろうし
 数値が一定に安定するはずは無いですよね。(^^ゞポリポリ
 
 ただ、今までは、普通に走っている時に自分の体感する雰囲気などで、
 「 速くなった 」 とか 「 パワーが出た 」 とか、曖昧な感覚に頼るしかなかったのですが、
 こうやってその感覚に対する数値として、目で見て判る数値が出ると、単に目安だと言っても
 クルマの状態を知るための重要なファクターとなって来ますよね。
 
 
 
 ▼ ここまでのまとめ
 
 シャーシダイナモのパワーチェックでも、基本は一定時間内にタイヤをどれだけ回したかを測って
 それを馬力として換算表示しているワケなんだろうけど、この RSM でのパワー計測も基本は同じで
 車速センサーやエンジン回転数から割り出し、ホイールスピンが無いかどうか、Gセンサーで補正して
 いるワケですよね。
 
 これは、考えようによっては、ローラー式のシャーシダイナモより正確かも知れません(笑)
 空気抵抗の変化や路面の傾斜の問題など、いつも同じ条件で計測できないって事があるけど
 逆に言えば、その時その時の状態把握には、とても判りやすいモノだとも言えますよね。
 
 それに、いつも同じ場所で測る事により、その時々の天候や気温などの状況変化に対して
 パワーがどのように変化するかを知ることも出来そうなので、ある意味とっても興味津々です。(笑)
 
 まあ、ノーガキはどーあれ、なんと言っても理屈抜きで 「 見て楽しめる 」 と思います。(^-^)v
 もちろん、そもそもこれは ” メーター ” なんだし、見て活用出来るかは本人次第 だから
 少しでも楽しめる方向性があるか無いかって事は、とても重要だと言えるでしょう。(笑)
 
 
 さて、次回からはもう少し色々と突っ込んでいじってみて、どう活用するのが良いか を
 探って行こうと思います。 もちろん、その中で行なった測定結果や、測定するにあたっての
 ワンポイントアドバイスなども掲載して行きたいと思います。 お楽しみに〜 (^-^)ノ
 
 
 
 
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