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ECU について 2

良い学習・悪い学習
 

ECU について 2 良い学習・悪い学習


今回は、前回の ECU についてのお話 の続きです。


前回もお話ししたように、純正 ECU の 「 高い万能性の源 」 である純正 ECU の持つ自己学習機能。
様々な状況下でエンジンが適切かつ安全に動くよう、常に各センサーから得た情報をもとに制御に必要な補正をかけています。

そしてこの補正という機能は非常に多岐に渡り、即反応するものや、蓄積されたデータを基に変化するものなど様々です。
このような機能をまとめて ECU の 「 自己学習機能 」 と呼んでいます。


さて、今回のサブタイトルである 「 良い学習・悪い学習 」。
もちろん、ECU からしてみれば、学習自体に良し悪しはありません。
すべて必要だから行われる学習であって、どんな学習も基本的に無駄や誤動作等とは無縁のものです。

ここで言う良い・悪いは、あくまでもチューニングカーとして重点をおいてみた時に、
・ 良い学習 : パワーやトルク、そしてレスポンスなどに向上が見られる状態
・ 悪い学習 : エンジン保護が優先されて、パワーやトルク・レスポンスが抑えられた状態
…という事ですから、お間違えの無いようお願い致します。

そして、ここで重要なのは、悪い学習ほど即効性が高く、良い学習ほど時間がかかる傾向が強いこと。
例えば、ターボの大敵であるノッキングの発生。
センサーがノッキングを感知すれば、それを抑制するために点火時期を遅らせたり、ブーストを抑えるよう即座に学習が行われます。
異常燃焼の兆候ですから、すぐに補正しないとエンジン保護に間に合わなくなってしまいますからね。
しかし、これらの補正により、パワーやトルク、レスポンスが抑えられてしまいます。

それに対し、良い学習には即効性の無いものも見受けられます。
各センサーにより集められた情報により、高効率を求めて少しずつ変化して行く感じでしょうか。
まあ、何でもそうですが、悪いほうは判断が簡単で、良い状態は判断が難しいので時間をかけて徐々に、ってことですよね。
なので、良い学習の進行は非常に緩慢である場合があったりします。

なるべく悪い学習をさせずに、コツコツと良い学習を積み重ねる。
無論、学習の良し悪しで何十馬力も変わったりはしないけど、少しでも良い状態 ( エンジンにとって良い状態 ) にしておきたいのは、誰もが望むことです。

あえて言うならば、ECU は一般的な運転を想定して作られてますから、あまり一般的でない乗り方は避けるのが良いでしょう。
無闇な空吹かし、無理矢理に引っ張るような高回転の常用、不必要なエンブレ多用、高負荷のかけ過ぎ、極度なエコ運転なども望ましくありません。
私的感覚でありますが、低回転域では出来るだけ丁寧なアクセルワークを心掛け、中 〜 高回転域にかけてはメリハリの良いアクセルワークが良い学習になる傾向が強いように思います。

…では、実際に良い・悪いはどう判断すれば良いのか?
これは何度も ECU リセットを行って、現状とリセット後の差を体感し、その経験を積んで行くのが良いでしょうね。


話が長くなって来ましたので、ECU リセットについては、次回につづく、という事で。
リセット方法や注意点、学習状態の判断などについて書きたいと思います。

この続きのお話しはこちら


備考

記事掲載日 : 2022/01/11