AVC−R の設定は、以前のノーマルタービンの時と比べると、かなり変わりましたね。
タービン自体を交換して、全域でブーストに余裕があるので、今までとは違ったセッティングを
楽しめるようになったのが嬉しいです。(^-^)v
特に、本来はブーストのかかりにくい1速でも、楽々オーバーシュートするほどブーストが
かかっていますので、ギヤ判別設定では1速と2速を兼用にして、6速まで割り振ってみました。
なお、タービンの性能でブーストがタレにくい状態になっているため、セッティングが面倒と感じる人は
特に AVC−R にこだわらなくても、他のブーストコントローラーでも良いと思います。
ちなみにメーカーさんでは EVCで開発を進めたと聞いています。(^^ゞ
もちろん、色々といじってセッティングを楽しみたい人には、AVC−R はお奨めですね〜
■ ギヤ判別設定
2速〜6速までを割り当てました。
表示上での 「 1st 」 は、実際の1速 & 2速で、それ以降は表示と実際のギヤが1つ上にズレます。
表示 「 1st 」 → 実際のギヤ 「 1速 & 2速 」 ( 1速と2速は、同じ扱い )
表示 「 2nd 」 → 実際のギヤ 「 3速 」
表示 「 3rd 」 → 実際のギヤ 「 4速 」
表示 「 4th 」 → 実際のギヤ 「 5速 」
表示 「 5th 」 → 実際のギヤ 「 6速 」
なお、数値は実走して得た数値に、手動で数値を少し加えています。
こうする事により、確実にギヤ判別されるようになります。
■ ブーストコントロールエンジン回転設定
回転数設定は4000回転から。( 4000回転以下は4000回転と同じように動作します )
こうする事により、高回転側の7500回転以上も 、細かく設定する事が可能となります。
MAX回転付近でタレたりオーバーシュートしたり、目標値からズレる場合はこの設定を
試してみる事をお奨めします。( 私はオーバーシュート対策として効果大でした )
■ フィードバックスピード設定 ・ ギヤ別学習設定
ギヤ判別設定で、1速ずらして2速から設定してます。( 1速は2速と一緒になります )
表示上での 「 1s 」 は、実際の1速 & 2速で、それ以降は表示と実際のギヤが1つ上にズレます。
フィードバックスピードは、おそらくもっと低くても大丈夫そうであるが、とりあえず念のため
1速2速( 表示では1s ) を8、その他は5に設定。( おそらくもう少し低めでも可だと思います )
■ スタートデューティー値設定
ギヤ判別設定で、1速ずらして2速から設定してます。( 1速は2速と一緒になります )
表示上での 「 1st 」 は、実際の1速 & 2速で、それ以降は表示と実際のギヤが1つ上にズレます。
数値的には、ノーマルタービンの頃の数値を基にして、ギヤ判別をズラした分、スライドしたような
暫定的なモノです。(^^ゞ
実際には 4th( 実際の5速 ) と、5th ( 実際の6速 ) は、±0 にするのが良さそうです。
■ ブースト圧設定
低回転域で疑似オーバーシュートさせる 「 必殺・必勝セッティング 」 (^-^)v
※ 疑似オーバーシュートとは、ブーストのかかり始めの低回転域で、オーバーシュートが起きた時と
おなじように、目標値をわざと越えさせる設定。
ノーマルECUも、これと似たような制御のようで、下側で高めのブースト圧となります。
ブースト圧の目標値はノーマルタービンの時よりもやや高めです。
と言うか、ノーマルタービンの時は目標値を上げても、上手くついて来なかったです。(笑)
( ノーマルタービン時は、上げた分だけ比例して上がらず、ギリギリって感じ )
スペシャルタービンキットでは、ハイフローの分だけ余裕があるので、適度にかけられます。
■ デューティー値設定
DTY値はシャーシダイナモにかけた直後と言う事もあり、やや高め。
( シャーシダイナモだと走行抵抗や空気抵抗が無い分、負荷が少ないので、DTY値は高くなる )
実走行をして学習が進めば、DTY値はもっと低い値になると思います。
ここで注目すべきは、7000回転〜7500回転ではDTY値が違うと言う所ですね。
以前の 「 ブーストコントロールエンジン回転設定 」 では、7000回転までの割り振りで、
7000回転以上は7000回転と同じ制御になっていましたから、目標ブースト圧に対する
DTY値が甘くなってしまいます。 そこで、このように細かく回転数別にDTY値を設定・学習を
できるようにする事で、ブーストのかかり具合もよりベストな状態になって行くワケです。
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