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湾岸製 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ)
車高調 第2話 ストリートセッティング
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湾岸製 GRB用 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ) 車高調 第2話 ストリートセッティング

 
湾岸製 GRB用 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ) 車高調のお話の続きです。

【 これまでのお話 】

[ Blog ] 湾岸製 GRB用 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ) 車高調
湾岸製 GRB用 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ) 車高調 第1話 取付詳細




今回のお話はストリート用のセッティングについて。

特にサーキットへ行ったりしない、スポーツ走行はしない人の場合は、基本的に車高を下げ過ぎないよう調整し、4輪アライメントを純正の適正範囲に合わせておきます。



■ 4輪アライメント調整の重要性

単にアライメント調整と言っても簡単なトー角 ( またはサイドスリップ量 ) だけの調整から、クルマ全体の4輪アライメントまで、その内容には差があります。

トー角・キャンバー角の調整だけであれば、簡易的な機器で測って調整する事も可能ですがその場合は1輪ずつか、もしくは左右対で計測・調整するのが精一杯です。

ところが、いくら左右対でバランスを調整出来ても、前後のバランスも合わせて調整しないと足周りの本来の性能を発揮出来ないばかりか、寿命を縮めたり、危険を招く事もあるでしょう。

例を挙げると、タイヤの片減りや減り自体が早まったり、グリップ力の低下、ブレーキ性能の低下、燃費の悪化、ハンドルが取られて危険など、経済的にも安全面からも良い事はありません。(^^;;



■ スラスト角の調整



例えば、リヤのアライメントが上の図のように右方向に狂っているとします。( 極端な例ですが、、 )
この場合、フロントのハンドルをリヤに合わせて右に向ければ、クルマは斜め左を向きながら真っ直ぐ走っちゃうんですね。(苦笑)
俗に言うところの ” 犬走り ” ってやつです (^^;; ヒヤアセ
4輪アライメントが合っていないクルマは、この図のような状態で走っている場合もあるワケです。

スラスト角の調整とは、簡単に言えば、この進行方向に対してのズレを調整する事です。
( 正確には、クルマの中心線と、リヤのトー角の中心との角度調整 )

そして4輪アライメント調整とは、このスラスト角の調整を用いて全体のバランスを取るやり方です。

クルマは4つのタイヤで接地していますからね。4輪の全てをバランスよく調整する事が大事です。
特にインプレッサの場合は4輪駆動なので、4輪での調整が重要だと思います。 



■ ストリート用セッティング

 

湾岸製 GRB用 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ) 車高調には、ショック部分の上に調整用のダイヤルがあります。
このダイヤルを回すことでショックの減衰力が変わり、走るステージに合わせてセッティングが可能になります。

調整幅は 32段階あり、ストリート向けは 4 〜 10段目あたり。
( 無論、車体個体差、個人の好みの差などありますが... )

※ ダイヤルには回すと数度毎に止まる部分があり、その部分の通過回数 = 何段目 ということです。
反時計方向に回して動かなくなる所から時計方向に何段目まで回したかを表しています。

※ 反時計方向に回すほど乗り心地は柔らかくなり、時計方向に回すほど乗り心地は固くなって行きます。



私の場合、いろいろといじってみたところ、現在は 前 : 9段目、後 : 8段目 で落ち着いてます。
家族や友人を乗せて走っても、さほど文句を言われないレベル。

まあ、乗車人数、荷物の積み具合によっても多少異なりますが、だいたい以下のような感じです。

4段目 〜 6段目 柔らかめ。轍(わだち)や、道路のうねりを越える際、「 フワッ 」 とした揺り返しあり。
7段目 〜 9段目 柔らかめだが、フワッとした感じは無くなる。
バネの動作スピードは適度にあるけど、ゴツゴツ感や突き上げ感はほとんど無い。


10段目以上になると、徐々に固さを感じるようになりますね。
ストリート向けでも多少のスポーティー感を求める人の場合は、10段目 〜 13段目ぐらいも許容範囲かも。



この話の続きは ↓

湾岸製 MONOCEROS ZERO(モノセロス ゼロ)車高調 第3話 スポーツ走行向けセッティング

備考

 
メーカーホームページ : 湾岸

記事掲載日 : 2013/04/26