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STi 製のフルピローのラテリンと、スタビ交換について
 
 ▼ STi 製のフルピローのラテリンと、スタビ交換について

 今回はメール等でご質問・お問い合わせが多い、フルピロー・ラテリンの装着方法をご紹介します。
 
 GDB の C〜D 型にフルピロー・ラテリンを装着するには、スタビなど他のパーツの交換が必須です。
 
 STi のパーツカタログではフルピローのラテリンに純正スタビを組み合わせるよう指定してあります。
 しかし、当サイト内の記事で 社外スタビ + フルピローラテリン が写っている写真をご覧になって
 
   「 それって大丈夫な組合せ? 」 「 同じ事をやろうと思ったら、つかないと言われたけど?
 
 と疑問を持たれた方々からよくご質問を受けます。(^^ゞ
 
 
 はい、確かに C 〜 D 型用のパーツだけでやろうとすると上手く行きません。
 他のパーツ ( GDB - A 〜 B型用 ) を上手く組み合わせて行けば OK です。 
 
 まあ、もともとフルピローのラテリンは、GDB - A 〜 B 型用として作られてますからね。
 これらのパーツの流用が必須となるのは、ある意味当然と言えます。
 
 
 ではまず、どうしてパーツの交換が必須なのか、足周りの違いから見て行きましょう。
 
 
  ※ ラテラルリンク、トレーリングリンクについての詳細記事は こちらのページ をご参照下さい。
 
 
 ■ GDB−A〜B型と、C〜D型の形状の違い
 
   
 
  ↑ 上の写真 : 左  A 〜 B 型の純正リヤサス。 スタビの連結位置はサスの下側です。
    上の写真 : 右  A 〜 B 型のリヤサスをフルピローのラテリンに交換したところ。
 
    フルピローのラテリン ( 品番 : ST202504S000 ) に交換すると、スタビの連結位置が変わります。
    サスの軸の部分に四角い台座のようなパーツが付き、そこにラテラルリンクに付属されている
    リンケージを使って連結するようになります。( 上の写真 : 右 )
 
  
 
  ↑ C 〜 D 型のリヤサス。 スタビの連結位置は上に移動していて若干外側か。
    もちろんスタビの形状が違います。
 
    サスとスタビの位置関係が A 〜 B 型とは異なるため、フルピローのラテラルリンクにすると
    リンケージが上手く合わない。( 斜めになってしまい、スタビ効果が半減、または効かない )
 
 
    余談ですが、C 〜 E 型の 「 WRX セダン ( NotSTi ) 」 の場合は、基本的に A 〜 B 型と
    互換性があるようです。 ( STi のパーツカタログで、そのまま取付可になっています。 )
 
  
  
 
  ↑ スタビを取り付ける台座部分も、A 〜 B、 C 型以降で違います。
 
   
 
  ↑ C 型以降用のほうが、補強のブリッジが渡してあったり、固定部分も2重になっているので
    はるかに剛性が高くなっている。
 
    また、スタビホルダーの取り付けも、両端共にネジでしっかり止めるタイプになっています。
    ( A 〜 B 型までは、一方がハメコミ式でネジは片側だけの固定方法です。 )
 
 
 
  ※ ちなみに A 〜 B 型に、C 型以降用の台座を移植すると純正流用の剛性UPチューンになる
 
 
 
 ■ GDB−C〜D型に STi 製のフルピロー・ラテラルリンクを装着するには
 
  
 
  トリプルピローのラテラルリンクなら、問題なく取付が可能ですが、フルピローはそれだけでは
  上手く取り付けが出来ません。
 
    フルピロー   →  ピロボールブッシュが 4 箇所 ( 片側 ) です。
    トリプルピロー →  ピロボールブッシュは 3 箇所 ( 片側 ) だけです
 
  先にも述べた通り、フルピローのラテラルリンクと交換すると、スタビとの位置関係が変わり
  そのままだとリンケージが斜めに傾いてしまうので、スタビの効果が半減されてしまったり、
  スタビが上手く効かない状態になってしまいます。
 
  ですので、サスと正しくリンク出来るようにするには、スタビを交換する必要があります
 
   対応スタビ → スバル純正 GDB−A〜B型用   部品番号 20451 FE000  
 
   スタビブッシュ → もとから付いているスタビの径が 20mm ならば、そのままで OK でしょう。
               20mm でない場合は、スタビブッシュ ( 部品番号 20464 AE050 ) が必要。
 
   ※ リヤスタビは、20451EF000 、20451EF010 、20451EF100 、20451EF300 など数種類存在します。
     ( 同じ STi 車両でも、時期によって違っていたりしますので、現車確認が必須かも )
     それぞれ微妙にスタビ径が異なるようですので、径をよく確認して下さい。
 
 
  このように、STi 製のフルピロー・ラテラルリンクを入れるには、スタビの交換が必須なワケだけど
  折角なら純正スタビを買って入れるよりも、社外のスタビを入れたくなるよね。(笑)
 
  …ってゆーことで、 ↓ 次は社外スタビを入れる場合についてご説明しましょう。
 
 
 
 ■ GDB−C〜D型に STi 製のフルピロー・ラテラルリンクを装着 + 社外のスタビに交換
 
  STi 製のフルピロー・ラテラルリンクを入れた状態で、社外のスタビライザーに入れ換える場合、
  まず、重要なのが GDB− A〜B型用のスタビをチョイスしなければならない点ですね
 
  純正スタビでさえ要交換なワケですから、社外品でも C 〜 D 型用を選んではダメです。
 
   
 
  次に重要なのが、スタビの取付方法。
 
  社外のスタビは純正スタビと径が違うので、その径に合わせたスタビブッシュとブッシュホルダーが
  付属で付いてきますが、冒頭でも述べた通り、スタビを固定する台座部分の形状が違うため
  ブッシュホルダーも当然の事ながら形状が違います。 ( 上の写真 : 右 )
 
  A〜B型用のスタビを買って来ても、そのままでは取付不可なので気を付けてね。(^^ゞ
 
  ではどのように装着するかと言いますと、以下の2つの方法があります。
 
 
  方法その1 : 
 
    
 
   スタビを固定する台座部分のパーツを、GDB−A〜B型用に交換すれば、ボルトオン装着可。
   費用的には、片側 \580- (税抜) x 2個 です。
 
    右側用部品名 ブラケット スタビライザ ライト   部品番号 20520 FA000
    左側用部品名 ブラケット スタビライザ レフト   部品番号 20520 FA010
 
   台座自体の剛性が低いのと、スタビホルダーの取り付けが片側ハメコミ式になってしまうため、
   どちらかと言うと性能を下げるデチューンのような気が…、、、(^^ゞポリポリ
 
   まあ、、、とは言っても純正パーツなのでディーラーなどで簡単に取り寄せ出来ますからね。
   「 とりあえず仕様 」 としてお奨めです。
 
 
  方法その2 :
 
   
 
  方法その2は、その1とは全く逆に、台座はC型以降用をそのまま使って、ホルダーのほうを
  交換する方法です。
 
  スタビ自体は A〜B 型用を使い、固定するホルダー部分だけ C 型用を使うパターンですね。
 
  ただし社外品の場合、セット内の部品を単品で取り寄せ出来なかったり、メーカーに在庫が無いと
  非常に時間がかかったりするので要注意。。。
  ( 私はたまたま運良くこのパーツだけGETできましたが… (^^ゞポリポリ )
 
  だけどこっちの方法のほうが、台座の剛性も高いし、ホルダーもしっかり固定されますからね。
  お奨めなのはこちらの方法です。
 
  ちなみに ZERO/SPORTS 製のリヤスタビは、A〜B 型用も C〜D 型用も、径やブッシュの形状は
  同じなので、スタビブッシュはそのまま使えるようです。 
  ブッシュのホルダーだけ入手すればOKでしょう。 (^-^)v
 
 
  なお、現行 E 型の場合も、STi のアルミ製のフルピローに交換する場合、やはり同様に
  リヤスタビをGDB−A〜B型用 ( 部品番号 20451 FE000 ) に要交換となっていますので、
  E 型でも フルピロー + 社外のスタビ に変更する場合は、基本的に同じ方法でOKでしょう。
 
 
   ※ ZERO/SPORTS 製 ハイクオリティ スタビライザーについての詳細記事は

      ・ ZERO/SPORTS 製 ハイクオリティ スタビライザー その1
      ・ ZERO/SPORTS 製 ハイクオリティ スタビライザー その2 ( 関連記事 )

     をご参照下さい。
 
 
 ■ オマケの情報 : フロントスタビの互換性について…
 
   
 
  ↑ フロントスタビは、A 〜 B 型用でも、 C 〜 D 型に問題なく取付可能です。
    ( E 型 WRX にもイケるハズ。(^^ゞ E 型 STi は要現車確認かな。。。  )
 
    ただし、多少の個体差もあるようで、中にはパワステのラインが干渉しそうな場合もあります。
    その場合はその部分を若干指で押してクリアランスを稼いでやると良いでしょう。(^^ゞ
 
 
 
 ■ このページで紹介した製品のお問い合わせ先
 
  ZERO/SPORTS ハイクオリティスタビライザー  →  ZERO/SPORTS のホームページ
 
  純正部品や STi 製品に付きましては、最寄りのディーラーや、STi パーツ取扱店へ
 
 
 ■ 取付ならびに記事作成協力
 
   → スーパーオートバックス  熊谷店のホームページ
 
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 ※ 記事掲載日 : 2004/12/04
 
 
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